BCP対策に有効なバックアップイメージファイルのレプリケーションとは?

最終更新日: 2024年4月17日

バックアップソフトを選定する際にキーワードとなる「レプリケーション」機能。
特にBCP対策として役立つ機能ですが、実は「レプリケーション」という言葉だけではどのような機能なのか判断できません。

本コラムでは、「レプリケーション」が持ついくつかの意味と、おすすめバックアップソフトでレプリケーションを行う際のポイントについてご紹介します。

レプリケーションとは

レプリケーションにはいくつか種類があり、主に下記3つに分けられます。

  1. データ転送
  2. データの複製を別のシステムに作成する
    例:データベースのレプリケーション機能

  3. イメージ転送
  4. バックアップイメージファイルとして作成したファイルを別の環境へ複製する
    例:イメージバックアップソフトのレプリケーション機能

  5. スタンバイ機
  6. 同じ環境を2セット用意し、リアルタイムにデータをもう一方の環境に複製する
    例:Hyper-Vレプリカ

イメージバックアップソフトのレプリケーション

イメージバックアップソフトの「レプリケーション」について、ここからもう少し詳しくご紹介します。
簡潔にいえば、バックアップイメージファイルのコピーを転送する機能です。
バックアップを1カ所に保存するだけでは、例えば災害発生時にはバックアップイメージファイルも使用できない状態になることが考えられます。
そこで、バックアップイメージファイルのコピーを遠隔地などの別の場所に保存しておくことで、例えば東京本社で災害が発生した際、大阪支社にレプリケーションしておいたバックアップイメージファイルから復旧することが可能になります。

おすすめバックアップソフトのレプリケーション

イメージ転送のレプリケーションでおすすめなイメージバックアップソフトは『ActiveImage Protector -RE』です。
ActiveImage Protector -REは、レプリケーションが標準機能でついているため、追加費用がかからないことが特徴です。
普段からバックアップを取っておくためのバックアップソフトだけで、イメージ転送のできるレプリケーション機能が無償で使えるのは、BCP対策として運用し始めやすいですよね!
※レプリケーション先の環境は別途ご用意いただく必要がございます。

設定方法は簡単!
バックアップのタスク設定時に、合わせてレプリケーションの設定を行うことができます。

レプリケーション先として、主要なものは設定可能になっているため、既存の環境をレプリケーション先として運用することもできます。
これからBCP対策を始めたい、というお客様からも多く選ばれています。

レプリケーション先として設定可能

  • ローカルディスク(内蔵/外付け):ATA / SATA / eSATA / SCSI / SAS / FireWire (IEEE 1394)接続のHDD / SSD、記憶域に作成された仮想ハードディスク
  • ネットワークドライブ:NAS(SMB / CIFS ファイル共有プロトコル互換のWindows OS の共有フォルダーおよび Samba) / iSCSI / SAN接続のネットワークドライブ
  • クラウドストレージ: Amazon S3、Azure Storage、Wasabi Cloud、OneDrive、Dropbox、Google Drive
  • USB接続のHDD / SSD / RDX / メモリ
  • SFTP / FTP / WebDAV(https / http)サーバー

注意点

  • レプリケーションの速度、時間は環境に依存します。
    例:FTPの方が共有フォルダより速いなど
  • レプリケーション設定時に制御できる内容はネットワーク帯域制限の設定のみです。

まとめ

本コラムでご紹介したように、BCP対策にはバックアップイメージファイルのレプリケーション機能が有効です。

ActiveImage Protector -REでは、バックアップイメージファイルのレプリケーション機能を追加費用なしで使用することができます。
製品版と同等に使用できる無料トライアルで、ぜひレプリケーション機能を試してみてください。

この記事を書いた人

名前:桜子
担当プリセールス

入社してすぐにバックアップ製品担当しているフレッシュプリセールス。
レベルアップを目指して日々お問い合わせ奮闘中~

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