今回は、イメージバックアップツールの「ActiveImage Protector -RE」を利用して、サーバー全体を簡単・高速に復元するためのバックアップ(OSおよびデータを含むサーバー全体)を作成する一般的な構成をご紹介します。
バックアップを取得する際、バックアップイメージファイルの退避先としては、外付けハードディスクやネットワークドライブなどがよく採用されています。
一般的なバックアップ取得タイミングの例としては、日曜日に完全バックアップを1回、平日は増分バックアップを1日1回のペースで取得するケースが多いようです。
こちらについては、リストアの際、どのタイミングまでリカバリする必要があるか、また、バックアップ退避先のストレージ容量などを加味し、運用可能な範囲で設定していただければと思います。
構成イメージ
外付けハードディスクへのバックアップ
必要機材・製品 | 数量 | 標準価格(税別) |
---|---|---|
バックアップ保存先用外付けハードディスク | 1 | – |
ActiveImage Protector -RE Server | 1 | ¥131,900 |
ネットワークドライブへのバックアップ
必要機材・製品 | 数量 | 標準価格(税別) |
---|---|---|
バックアップ保存先用NAS | 1 | – |
ActiveImage Protector -RE Server | 1 | ¥131,900 |
簡単操作でサーバー全体をバックアップ/リカバリ
バックアップ手順
① バックアップ対象
② 保存先
③ スケジュール
④ 世代管理&メール通知設定
リカバリ手順
① バックアップイメージ
ファイルの選択
② 復元先
③ 確認画面
基幹システム稼働中でもバックアップ可能
基幹システムでデータベースが稼働中の状態でも、データベースの整合性を保ったままサーバー全体のバックアップを作成できます。
データベースのデータの整合性を保ったバックアップを作成できる理由は、優れたスナップショット技術と、VSS(Volume Shadow Copy Service)対応によるものです。
参考:優れたスナップショット技術とVSS(Volume Shadow Copy Service)対応
ActiveImage Protector -REはMicrosoftの標準VSSスナップショットドライバを利用してイメージバックアップを取得します。
スナップショットとは、バックアップイメージの元となるバックアップ時のシステム状況を保存したもので、ActiveImage Protector -REは取得したスナップショットをもとにバックアップイメージを作成します。さらに、Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange ServerといったVSS対応のサーバーアプリケーションに対して、事前にスナップショットの取得を通知することで、より整合性の高いバックアップをとることができます。
- VSSリクエスタであるActiveImage Protector -REがバックアップを開始します。
- VSSはVSSライタ(SQL Server、Exchange Server、Active Directory等)のトランザクションを同期してデータを静止化します。
- ストレージのVSSプロバイダーはデータのシャドウコピーを作成します。
- 作成したシャドウコピーはVSSリクエスタに渡してバックアップイメージとして保存されます。
サーバー全体のバックアップのまとめ
簡単操作でサーバー全体をバックアップ/リカバリでき、かつ、基幹システムでデータベースが稼働中の状態でもデータベースの整合性を保ったまま毎日バックアップを作成できるイメージバックアップツールの「ActiveImage Protector -RE」をご検討ください。
この記事を書いた人
名前:あおい
担当プリセールスリーダー
バックアップ製品に携わり十数年。
今は桜子ちゃんにお任せして後ろに控え、バックアップ製品のように見守っています!
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