重要機密だけでなく、日々の業務でも“データの保存“を行う機会は多いと思います。
一方で、バックアップやセキュリティ対策は重要データにばかり目が行きがちですが、日々の業務こそ有事が起きてしまった場合はすべての作業が止まる事態となりかねません。
そのような場合にも、バックアップツールを導入していると大事にならずに済むケースが多くあります。
特に、データだけでなくOSや設定なども対象とする”イメージバックアップ”では復旧にかかる時間の短さや作業工数の少なさからバックアップの手法として要件に含まれることも多いです。
そこで、今回はバックアップツールの運用担当者から、「バックアップツールを導入していて助かった事例」「イメージバックアップをするべき端末」を伺いました。
現場の担当者に聞く!バックアップツールのおかげで助かった事例
事例①
HDDがクラッシュしてデータが飛んでしまったが、バックアップファイルからすぐリカバリできた。
事例②
業務で使用しているデータをファイルごと誤削除してしまい、気付いたのは削除してから数日後だったが、バックアップファイルから復元ができた。
事例③
マシントラブル時の復旧にかかる時間がバックアップの有無で大きく異なる。バックアップがあれば難しい判断もせずに済むため、助かる。
バックアップツールを導入していないと…
バックアップツールを導入していないPCが故障。
復旧までの1週間程度、関連業務が止まってしまい、修理費用も高額に……
ポイント
マシンエラーだけでなく、ヒューマンエラーにもバックアップツールは有効!
現場発!これだけは外せない、イメージバックアップするべき端末
- 一人/一台で複数の業務を担当しているPC
- 共有PCのデータ保存先としているPCやNAS
- 基幹ソフトなど、様々な設定が必要で、データのバックアップだけがあっても復元までに手間がかかることが予想されるPC
- 社長や経営者など、不具合発生時のリスクが高い所有者のPC
- 写真・デザイン・図面などのデータ(細かい設定が必須)を取り扱うPC
- メーカーサポートが終了しているソフトウェアを運用しているPC
ポイント
再設定が困難な端末は有事のリスクだけでなく作業負担の軽減に繋がる!
まとめ
このようにバックアップを実施することで、”安心”して日々の業務に当たれるようになります。
バックアップといえば災害などのBCP対策やランサムウェア対策といったような事故・攻撃に対する備えのイメージが強いですが、ヒューマン・マシンエラーにも効果的です。
また、理想をいえばすべての業務端末に対してバックアップを実施するべきですが、予算や工数の問題で難しい場合は、重要な端末に絞ることで予算や工数を抑えることも可能です。
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この記事を書いた人
株式会社ラネクシー ActiveImage -RE 担当者
長年にわたり培ってきたバックアップやキッティングに関する豊富な経験と専門知識を活かし、常に最新のトレンドや技術動向をキャッチしています。新たな活用方法の探求に情熱を持ち、皆さまの業務効率化や問題解決に役立つ情報をお届けします。