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ディスクを“丸ごと”バックアップし、システムの迅速なリカバリを実現

最終更新日: 2022年3月29日

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ディスクを“丸ごと”バックアップし
システムの迅速なリカバリを実現

─ テレワーク中のWindowsアップデートに伴うトラブルにも有効 ─

テレワーク中のWindows アップデートに伴うトラブルにも有効

Windows 10 では定期的なOS アップデートが必要になるが、更新プログラムを適用したことでアプリケーションやシステムに想定外のトラブルが発生することがある。しかし、このときの復旧方法を考えている企業は少なく、対策を講じないまま復旧にとりかかると作業に膨大な時間がかかってしまう。ましてやオフィスに情シスがいないテレワーク中はなおさらだ。こうした事態を想定したバックアップソリューションを検討すべきである。

Windows 10 のOS アップデートでビジネスがストップする可能性も

 企業が扱うクライアントOS としてWindows 10 への入れ替えがだいぶ進んできたが、一方でOS アップデートに伴う問題も顕在化し始めている。Windows 10 では、毎月の「クオリティアップデート」や年2回の「フィーチャーアップデート」など、更新プログラムが自動的に適用されることがある。ところが、企業の中にはこの意図しない更新プログラムによってデータが消えてしまったり業務アプリケーションが利用できなくなってしまったりと、数多くのトラブルが報告されているのだ。

 企業によっては、ユーザーのデータについてはファイルバックアップ製品を導入することですぐに復旧できる体制を整えているケースも多いが、業務アプリケーションが利用できない場合には、通常のファイルバックアップでは解決できない。

 IT 人材不足が叫ばれている中、中小企業の情シスあるいは少人数でシステムの運用管理を行っている企業の場合、通常業務に追われ、こうしたユーザーのトラブルへの迅速な対応は難しいだろう。特に最近では、新型コロナウイルスの感染症対策としてテレワークを緊急導入する企業が増えており、システム管理者がすぐに駆けつけられないテレワーク中にアップデートによるトラブルが起きてしまうと、復旧はおろか最悪の場合、業務が止まってしまう危険性もある。

 これらの問題を解消するためには、迅速な復旧が可能かつリモートでも対応できる仕組みが必要である。その手段の1つとして、ラネクシーが提供しているのが、包括的なシステムのバックアップと迅速なリカバリができるバックアップソリューション「ActiveImage Protector -RE」である。

わずかなステップでOS を含めたディスク全体を復元

 ActiveImage Protector -RE のラインアップの1つである「Desktop Edition」は、Windows クライアントの物理環境向けイメージングバックアップツールだ。ハードディスク全体をセクターコピーすることで、システム、アプリケーション、データを“ 丸ごと” バックアップし、イメージファイルとして保存。障害時には、OS を含めたディスク全体を一括で復元できるほか、ファイル、フォルダー単位でも復元できる。

 なお、わかりやすいGUI やウィザードが実装されているため操作は簡単だ。バックアップは、(1)バックアップ対象を選択、(2)保存先を選択、(3)スケジュールを設定、(4)世代管理とメール通知の設定の4ステップのみ。一方、リカバリは、(1)バックアップイメージファイルを選択、(2)復元先を選択、(3)画面で確認するだけの3ステップである。

 また、「重複排除圧縮機能」によって保存容量を大幅に削減できるのも同製品の特長だ。これはバックアップ時にデータブロックの重複を排除する機能であり、他社の圧縮率が70%程度なのに対し、ActiveImage Protector -REでは50%程度まで圧縮できる。バックアップ速度に影響を与えず実行できるのも大きな特長である。

 なお、こうしたシステムバックアップツールは海外製が多い中、ActiveImage Protector -RE は、株式会社 アクティファイ(旧社名:株式会社 ネットジャパン)が開発する純国産ソフトウェア製品であることも安心材料だ。海外製品にありがちなサポート時のタイムラグを発生させず、迅速で安心なサポートを受けることができる。

テレワーク環境でも簡単に特定ファイルを復元可能

 ActiveImage Protector -RE では、バックアップのイメージファイルは外付けHDD など指定した任意の場所に保存されている。テレワーク中にディスクに障害が発生した際、簡単な操作性を活かしてユーザー自身でのリストアが可能であるが、システム管理者自身が遠隔から対応したいケースもあるだろう。そこで有効になるのが、アセンテック株式会社のリモートPC アレイと本製品を組み合わせた「ActiveImage -RE for リモートPC アレイ」だ。

 リモートPC アレイは、1つの筐体に複数の物理PCカートリッジと仮想デスクトップに必要なコンポーネントを搭載したソリューションであり、ユーザーは自身のパソコンからリモートアクセスして筐体内のPC環境を使用する。ハイパーバイザーが不要なので、一般的なVDI の導入コストと比較して1ユーザーあたりのコストを約50%削減できるほか、設計・構築期間を約70%短縮できる。

 各ユーザーのデスクトップ環境は物理PC カートリッジとして単一の筐体に収められているため、管理者としてはこのリモートPC アレイにアクセスすることで、ユーザーのバックアップ環境の一元管理やActiveImage Protector-RE のインストール、バックアップのスケジュールの一斉配信がリモートで行えるようになる。

 更新プログラムの適用による問題や利用者の人為的ミスによるファイルの削除などが発生しても、システム管理者側は、容易にシステムや特定ファイルを復元できるため、テレワークの強い味方になるはずだ。また、USB メモリのみでクローニング可能な「ActiveImage DeployUSB -RE」を利用することで、キッティング作業の効率化を図ることもできる。

 こうした各種機能や製品を利用することで、仮想デスクトップ環境、バックアップ環境の構築と一元管理、システム復旧の迅速化をトータルに実現できる。働き方改革やBCP 対策の一環として、また安心・安全なテレワーク環境の構築を目指している企業にとって有効なソリューションとなるだろう。

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